韓国語の接続表現①:そして・〜して(-고)を徹底解説!
こんにちは。
ハングルライフ、運営者の「ホシ」です。
韓国語で少しずつ単語や短い文が作れるようになってくると、文と文を繋げて、もっと長く自然な文章を話してみたくなりますよね。
でも、韓国語でそしてに当たる表現はいくつかあり、どう使い分ければいいのか迷ってしまうこともあるかなと思います。
特に、韓国語の고の使い方や、韓国語の고の作り方においてパッチムの有無はどう影響するのか、といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
また、学習を進めていく中で、韓国語の고と아/어서の違いに悩むことは本当によくあります。
他にも、韓国語の接続詞の그리고と고の関係性はどうなっているのか、韓国語の고に過去形を接続させる時はどうするのか、そして韓国語の고 싶다や韓国語の고 있다といった関連表現など、整理しておきたいポイントがたくさんありますね。
この記事では、そんな「-고」の文法規則や意味、よく使う例文、そして学習者がつまずきやすい他の表現との違いを網羅的にまとめました。
この記事を読むことで、「-고」を使った文の組み立て方がすっきりと理解できるはずです。
この記事で分かる事
- 「-고」の基本的な意味と作り方
- 「-고」と「-아/어서」のニュアンスの違い
- 「-고」に過去形を繋げる際の自然な表現方法
- 「-고」を使った願望や進行形など関連表現の活用法
韓国語の接続表現①:そして・〜して(-고)の基礎
まずは「-고」の基本的な意味や、文の作り方について一緒に見ていきましょう。
パッチムの有無によるルールの違いや、過去形との組み合わせ方など、基礎をしっかり固めていくのが上達への近道ですね。
焦らず、ひとつずつクリアしていきましょう。
韓国語で「そして」を意味する表現
韓国語の文章を長くしていくための第一歩となるのが、文と文を繋ぐ接続表現です。
日本語の「〜して」「〜で」「〜くて」に当たる最も基礎的な表現が、今回ご紹介する「-고(ゴ)」という接続語尾になります。
韓国語の学習を始めて、挨拶や単語の次に立ちはだかるのが「文章を繋げる」というステップですが、この「-고」をマスターすれば、自分の言いたいことを格段にスムーズに伝えられるようになります。
動詞や形容詞、名詞の後ろにくっついて、「〜して」「〜で」と文を繋げる役割を果たします。
並列や連続する動作を表す際にとても便利ですよ。
また、前後の文の対等な関係を示すため、論理的な文章を組み立てる際にも欠かせない要素となります。
韓国語には複数の接続表現が存在しますが、「-고」は日常会話からフォーマルな文章まで、あらゆる場面で頻繁に使われます。
別々の短い文を1つにまとめてスムーズに伝えることができるので、初級学習者にとって絶対にマスターしておきたい重要な文法です。
例えば、「私は日本人です」「学生です」という2つの文を別々に言うのではなく、「私は日本人で、学生です」と滑らかに話せたら、それだけで韓国語が上手になったように感じられますよね。
韓国の公的な言語規範を定めている機関でも、この「-고」は二つ以上の事実を対等に並べたり、動作の順序を表したりする連結語尾として明確に定義されています(出典:国立国語院『標準国語大辞典』)。
つまり、ただの話し言葉の崩れた表現ではなく、れっきとした標準的な文法規則だということです。
この表現は、自己紹介、道案内、一日の出来事を話す日記など、本当に様々なシチュエーションで登場します。
「今日は買い物をして、映画を見て、カフェに行きました」のように、いくつもの行動を繋げて話す練習をしていくと、自然と口から「-고」が出てくるようになるはずです。
まずは、「文と文を繋ぐ魔法の接着剤」として、この「-고」の存在をしっかりとインプットしておきましょう。
韓国語の接続詞「그리고」と「고」の違い
「-고」を理解する上で、独立した接続詞である「그리고(クリゴ:そして)」との関係を知っておくと、直感的に理解しやすいかなと思います。
学習初期の頃は、どうしても「そして」と言いたい時に、毎回「그리고」を使ってしまいがちですよね。
もちろんそれでも意味は通じるのですが、少し幼稚な印象を与えてしまうことがあります。
「그리고」は、文が一度完全に終わった後(句点で区切られた後)に、次の文の頭に置いて「そして」と繋げる言葉です。
日本語でも「私はりんごを買いました。
そして、みかんも買いました。」と言うのと同じ感覚ですね。
一方の「-고」は、この「그리고」が前の文の動詞や形容詞などにそのまま組み込まれ、1つの文として繋げる役割を果たします。
「私はりんごを買って、みかんも買いました。」というように、より自然で流暢なリズムを生み出します。
このように、「-고」を使うことで、2つの文をよりスッキリと1つの文にまとめることができるんです。
実際の会話では、息継ぎのタイミングもスムーズになり、ネイティブスピーカーのような自然なテンポで話せるようになります。
特に、3つ以上の事柄を並べる時に「A입니다. 그리고 B입니다. 그리고 C입니다.」と繰り返すと非常に不自然ですが、「A이고, B이고, C입니다.」と「-고」を使って繋げば、とてもスマートに聞こえます。
もちろん、「그리고」を使うのが間違っているわけではありません。
話題を少し変えたい時や、前の文を受けて一呼吸おいてから次の重要な情報を強調したい時には、あえて「그리고」を使うこともあります。
しかし、日常的な動作の羅列や状態の並列であれば、圧倒的に「-고」の出番が多いと考えておいて間違いありません。
この2つの表現の使い分けができるようになれば、あなたの韓国語は一段とレベルアップしますよ。
韓国語の「고」の作り方とパッチム
韓国語の文法を学ぶ際、多くの方が「パッチムの有無で形が変わるのでは?」「陽母音や陰母音で変化するのでは?」と心配されるかもしれません。
韓国語の活用ルールは複雑なものも多いので、その気持ちはとてもよくわかります。
でも安心してください。
「-고」の活用ルールは非常にシンプルで、例外がほぼありません。
作り方の基本は、語幹(辞書形の「다」を取った部分)に、そのまま「-고」をつけるだけで完成します。
動詞でも形容詞でも、パッチムがあってもなくても、母音が何であっても、すべて同じように「-고」をつけるだけという、学習者にとっては非常にありがたいルールになっています。
原形:가다(行く)
活用:가고(行って)
原形:먹다(食べる)
活用:먹고(食べて)
原形:크다(大きい)
活用:크고(大きくて)
原形:작다(小さい)
活用:작고(小さくて)
原形:학생이다(学生だ)
活用:학생이고(学生で)
原形:가지 않다(行かない)
活用:가지 않고(行かなくて)
名詞の場合は少しだけ注意が必要です。
名詞を繋げる時は、「〜だ」にあたる指定詞「-이다」の語幹に「-고」をつけて「-이고(〜で)」となります。
パッチムのある名詞(例:학생)には「학생이고」となります。
パッチムのない名詞(例:의사)の場合、日常会話では「-이」が省略されて「의사고」となることもありますが、基本の形として「-이고」と覚えておけば、書く時も話す時も間違いありません。
また、否定形「-지 않다(〜ない)」に接続する場合も、「않」のパッチムを気にする必要はなく、そのまま「다」を取って「-고」をつけ、「-지 않고(〜しないで、〜しなくて)」となります。
文字の形は変わりませんが、パッチムがある単語に「-고」がつく場合、発音の変化(濃音化)が起こることがあります。
例えば、「먹다(食べる)」は「먹고」となりますが、発音は「ㄱ」パッチムの影響で後ろの「ㄱ」が濃音になり、[먹꼬(モッコ)]と発音されます。
「입고(着て)」も[입꼬(イッコ)]となります。
こうした自然な発音変化も意識しておくと、よりネイティブに近い響きになりますよ。
韓国語の「고」と過去形の接続ルール
文章を過去形にしたい場合、「-고」の前に過去形のパーツ(-았/었)をつけるべきか、文末の動詞だけを過去形にするべきか、作文をしていて手が止まってしまうことがありますよね。
時制の扱いは、韓国語学習においてとても重要なポイントです。
ここには明確なルールが存在し、ネイティブが自然に感じる表現方法があります。
基本的には、前節(-고の前)は現在形(基本形)のままで、後節(一番最後の文末)のみを過去形にするのが、最も自然で一般的な表現です。
韓国語では、文末の時制が文全体の時制を決定するというルールがあるため、途中の接続部分は現在形にしておくのがスマートなんですね。
では、絶対に「-고」の前に過去形をつけてはいけないのかというと、そういうわけでもありません。
例外的に前後の動作の時間が明確に区切られていて、それぞれの過去の事実を独立して強調したい場合には、「-았/었고」と前節も過去形にすることがあります。
これはニュース報道や小説、かしこまったスピーチなどでよく見られる表現です。
ちなみに、未来形の場合も考え方は同じです。
「明日ピザを食べて映画を見ます」と言いたい場合、「내일 피자를 먹고 영화를 볼 거예요.」のように、文末だけを未来形にするのが自然です。
まずは「時制の変化は文末で引き受ける」という大原則をしっかり覚えておきましょう。
韓国語の「고」の使い方と基本の用法
「-고」の形が作れるようになったら、次はいよいよ実際の文脈での使い方です。
「-고」には、大きく分けて3つの主要な用法があります。
文脈によって微妙にニュアンスが異なるので、それぞれの用法を例文と一緒に詳しく確認していきましょう。
自分が実際に話している場面を想像しながら読んでみてくださいね。
用法①:並列・羅列(〜して、〜で、〜くて)
複数の事柄や状態を、順番に関係なくただ並べて説明する使い方です。
この用法の最大の特徴は、前後の文の順序を入れ替えても意味が変わらないという点にあります。
物事の特徴を複数挙げたり、別々の人の状況を説明したりする際によく使われます。
🇯🇵 この食堂は安くて美味しいです。
※「맛있고 싸요(美味しくて安いです)」と言い換えても意味は同じですね。
用法②:動作の順次・連続(〜して、〜してから)
時間的な順序に従って、ある動作が終わった後に次の動作が起こることを表します。
朝起きてから寝るまでの行動や、料理の手順、道案内などを説明する時に非常に便利です。
先ほどの並列とは異なり、こちらは順序を入れ替えると意味がおかしくなってしまうのが特徴です。
🇯🇵 朝ごはんを食べて学校に行きます。
※「学校に行って朝ごはんを食べる」のでは意味が変わってしまいますよね。
時間の流れを意識して使うのがポイントです。
用法③:状態の維持・同時進行(〜したまま、〜しながら)
前の動作をした結果、その状態が維持されたままで次の動作が行われることを表します。
少し中級寄りの表現になりますが、日常会話でも頻出します。
「着る(입다)」「脱ぐ(벗다)」「乗る(타다)」「持つ(들다)」「使う・被る(쓰다)」といった、身につける動作や特定の動詞とよく結びつくのが特徴です。
🇯🇵 コートを着て[着たまま]外出しました。
※日本語の「〜して」と訳すと自然ですが、頭の中では「その状態をキープしたまま」というイメージを持っておくと分かりやすいですよ。
韓国語の接続表現①:そして・〜して(-고)の応用
ここまでは「-고」の基本ルールと用法について見てきました。
基礎がしっかり理解できたら、ここからは応用編に挑戦していきましょう。
学習者が最も悩みやすい他の接続表現との違いや、「-고」を使った様々な応用表現について、さらに深く掘り下げて解説していきます。
韓国語の고と아/어서の違いと比較
韓国語を勉強していると必ずぶつかる、そして多くの人が挫折しそうになる壁が、この「-고」と「-아/어서」の違いです。
どちらも日本語に訳すと「〜して」になってしまうため、テキストを読んだだけでは使い分けが本当に難しいんですよね。
私自身も、学習初期の頃はよく混乱して、ネイティブの友人に何度も直された経験があります。
結論から言うと、この2つの最大の違いは「前後の文の関連性の強さ」にあります。
「-고」がただ単に出来事を並べたり時間順に羅列するだけなのに対し、「-아/어서」は前の動作が後の動作の「前提」や「原因」になっているという強い繋がりがあります。
- 関係性:前後の動作が独立している(別々の事象)
- 文脈:「Aをして、それとは別にBをする」
- 主語:前後の主語が異なってもOK
- 関係性:前の動作が後の動作の前提・原因となる
- 文脈:「Aをした結果・状態で、それに結びつくBをする」
- 主語:前後の主語は原則として同じでなければならない
例えば、「友達に会ってご飯を食べます」と言いたい場合、どちらが正解でしょうか?
❌ 친구를 만나고 밥을 먹어요。
⭕ 친구를 만나서 밥을 먹어요。
「-고」を使ってしまうと、「友達に会うという動作」と「ご飯を食べるという動作」が完全に独立してしまいます。
つまり、友達に会って挨拶だけして別れ、その後一人で(あるいは別の人と)ご飯を食べるような、少し冷たいニュアンスに聞こえかねません。
一方、「-아/어서」を使うと、「友達に会うこと」が「一緒にご飯を食べるための前提」となります。
普通は友達に会って一緒に食事をするので、この場合は「-서」を使うのが大正解となります。
他にも、「市場に行って、りんごを買います」という場合も同様です。
市場に行く目的がりんごを買うことなので、強い関連性があり「시장에 가서 사과를 사요.」となります。
これを「시장에 가고 사과를 사요.」としてしまうと、「市場にも行くし、別の場所でりんごも買う」というようなバラバラな行動に聞こえてしまいます。
この「関連性の有無」を意識するだけで、表現の自然さが格段に上がりますよ。
韓国語の「고싶다」を使った願望表現
日常会話で「〜したい」と自分の希望を伝える場面は本当に多いですよね。
そんな時に大活躍するのが、動詞の語幹に「-고」をくっつけた「-고 싶다(〜したい)」という表現です。
この文法も、これまで解説してきた「-고」の基本ルールと全く同じで、パッチムの有無や母音の種類を気にする必要は一切ありません。
辞書形から「다」を取って、そのまま「-고 싶다」をつけるだけで、あっという間に願望を表す文章が完成してしまうんです。
例えば、「行く」という意味の「가다」なら「가고 싶다(行きたい)」になり、「食べる」という意味の「먹다」なら「먹고 싶다(食べたい)」になります。
(韓国に行きたいです。)
※가다(行く)+고 싶다
(美味しいものを食べたいです。)
※먹다(食べる)+고 싶다
しかし、ここで一つだけ注意してほしい重要なポイントがあります。
それは、主語が「私(またはあなた)」の時と、「第三者(彼、彼女、あの人など)」の時で、使う表現が少し変わるという点です。
自分が「〜したい」と言う時や、相手に直接「〜したいですか?」と聞く時は「-고 싶다」で全く問題ありません。
ですが、「彼が〜したがっている」「友達が〜したがっている」というように、自分や目の前の相手以外の第三者の願望を客観的に描写する場合は、「-고 싶어하다(〜したがる)」という形に変化させなければならないんです。
❌ 제 친구는 한국에 가고 싶어요.
(私の友達は韓国に行きたいです。)
⭕ 제 친구는 한국에 가고 싶어해요.
(私の友達は韓国に行きたがっています。)
※他人の心のうちは100%断定できないため、「〜したがっている様子だ」と客観的な描写をするのが韓国語の自然なルールなんです。
この第三者の表現は、初級学習者が作文などで本当によく間違えやすいポイントの一つかなと思います。
自分の願望を伝える「-고 싶다」と、他人の願望を描写する「-고 싶어하다」を必ずセットで覚えておいてくださいね。
この使い分けができるようになると、表現の幅がグッと広がり、よりネイティブに近い自然な韓国語が話せるようになりますよ。
韓国語の고있다による進行形表現
もう一つ、「-고」を使った超重要で頻出の表現が、「今まさに〜している」という進行形の状態を表す「-고 있다」です。
英語の文法でいうところの「〜ing(現在進行形)」に当たる表現ですね。
こちらも作り方はこれまでと全く同じで、動詞の語幹にそのまま「-고 있다」をくっつけるだけでOKです。
友達からカカオトークなどで「今何してるの?」と聞かれた時に、「今、ご飯を食べているよ(지금 밥을 먹고 있어)」とか「音楽を聴いているよ(음악을 듣고 있어)」といった具合に、リアルタイムの自分の行動を実況中継するようによく使われます。
(今、音楽を聴いています。)
※듣다(聴く)+고 있다
(友達を待っています。)
※기다리다(待つ)+고 있다
ただ、この進行形の表現にも、日本語と韓国語のニュアンスの違いから来る「思わぬ落とし穴」が存在するんです。
日本語の「〜している」という言葉は、今まさに動作が進行中であることを表すだけでなく、「動作が終わった結果がそのまま残っている状態」を表す時にも使いますよね。
例えば、「服を着ている」「結婚している」「椅子に座っている」などがそれに当たります。
しかし韓国語の「-고 있다」は、基本的に「まさに今その動作を行っている最中である(進行)」という意味合いが強く出る表現です。
「椅子に座っている状態」を言いたい場合、どうなるでしょうか?
❌ 의자에 앉고 있어요.
(今まさに腰を下ろそうと動いている最中です。)
⭕ 의자에 앉아 있어요.
(座った状態が維持されています。)
※結果の状態が続いていることを言いたい場合は、「-고 있다」ではなく「-아/어 있다」という別の文法を使うのが自然なケースが多いので注意が必要です。
ただし、「着る(입다)」や「かぶる(쓰다)」といった一部の身につける動詞に関しては、動作の進行と状態の維持の両方で「-고 있다」が使われるという例外ルールもあります。
最初は少し混乱してしまうかもしれませんが、まずは「今まさに動いている最中なら『-고 있다』を使う」とシンプルに覚えておき、少しずつ例外の単語に慣れていくのがおすすめですね。
韓国語の고に関連するその他の表現
「-고」を活用した表現はまだまだたくさんあります。
ここでは、日常会話のレベルをもう一段階引き上げてくれる、便利でよく使われる関連表現をいくつかご紹介しますね。
まずは、動作の順序をさらに強調したい時に使う「-고 나서(〜してから)」という表現です。
基本の用法で紹介した「-고(〜して、〜してから)」だけでも時間の連続は表せるのですが、「-고 나서」を使うことで「前の動作が完全に終了した後に、次の動作に移る」という明確な区切りを相手に伝えることができます。
(仕事が終わってからお酒を飲みました。)
※「일이 끝나고(仕事が終わって)」とするよりも、「仕事が完全に片付いてから」というニュアンスが強く出ます。
手を洗ってからご飯を食べる、といった時にもよく使いますね。
次に紹介したいのが、「-고 말다(〜してしまう)」という表現です。
これは、意図していなかったのに結局そうなってしまったという「残念な気持ち」や「後悔」、あるいは困難を乗り越えて「ついに〜し遂げる」という強い意志や完了を表す時に使います。
例えば、ダイエット中なのに我慢できずに「夜中にケーキを食べてしまった(밤에 케이크를 먹고 말았어요)」という後悔の場面などでよく登場します。
(泣いてしまいました。)
※我慢していたのに、つい涙が出てしまったというような、話者の感情がたっぷりこもった表現になります。
このように、「-고」は他の言葉と組み合わさることで、単なる接続の役割を超えて、話者の細かい感情や状況のニュアンスまで伝えることができる本当に万能なパーツなんです。
韓国ドラマのセリフや推しアイドルの言葉の中にも、今日ご紹介した「-고 싶다」や「-고 있다」「-고 나서」などが頻繁に登場しているはずですよ。
意識して聞いてみると、「あ、あの文法だ!」と気づく瞬間が増えて、日々の韓国語学習がさらに楽しくなるかなと思います。
韓国語の接続表現①:そして・〜して(-고)まとめ
ここまで、韓国語の最も基礎的で重要な接続表現である「-고」について、たっぷりと時間をかけて解説してきました。
パッチムの有無による変化が全くなく、語幹にそのままつけるだけというシンプルなルールは、覚えることが多い初級学習者にとって本当に心強い味方ですよね。
しかし、そのシンプルさゆえに、並列・順次・状態の維持といった複数の意味を持っていたり、「-아/어서」との使い分けに迷ったりと、知れば知るほど奥が深い文法でもあります。
特に、前後の文の関連性が薄い独立した動作を並べる時は「-고」、前の動作が原因や前提になっている時は「-아/어서」という違いは、何度間違えても良いので、少しずつ感覚を掴んでいってほしいなと思います。
私自身も、最初は頭の中で「これは並列の出来事だから…」「これは次の行動の原因だから…」といちいち考えながら話していましたが、例文を何度も声に出して読んでいるうちに、自然と口から正しい表現が出てくるようになりました。
「-고」をマスターすれば、短い単語の羅列から抜け出し、自分の言いたいことを論理的に、そして長く話せるようになります。
ぜひ、今日学んだルールを意識しながら、ご自身の日常生活の出来事を「-고」を使って日記に書いてみたり、独り言で呟いてみたりして、どんどん実践で使ってみてくださいね。
当記事で解説している語学学習におけるニュアンスの違いや文法規則、使用頻度といった数値データなどは、あくまで一般的な学習の目安となります。
言語は生きており、文脈によって多様な解釈が存在します。
正確な情報は国立国語院などの公式サイトをご確認ください。
また、試験対策やビジネス、留学などの人生や財産に影響を与える可能性のある最終的な判断については、専門家にご相談されることを強く推奨いたします。

