韓国語の過去の表現:〜しました(-았/었어요)の使い方を徹底解説!
こんにちは。
ハングルライフ、運営者の「ホシ」です。
韓国語の過去の表現や〜しましたに関する-았/었어요の文法について、どうやって作ればいいのか、疑問文や否定文、ハムニダ体やタメ口であるパンマル、名詞の場合など、色々なルールがあって少し難しく感じるかもしれませんね。
この記事では、韓国語の過去の表現:〜しました(-았/었어요)について、陽母音や陰母音の基本ルールから、母音の縮約、하다がつく動詞、不規則活用まで、分かりやすくまとめています。
最後まで読んでいただければ、きっと会話の中で自然に過去形を使えるようになるはずです。
- 韓国語の過去形を作るための基本的なルールと母音の仕組み
- パッチムがない場合に起こる母音の縮約パターン
- 不規則に変化する単語の過去形の作り方
- 疑問文や否定文など日常会話で使えるさまざまな表現
韓国語の過去の表現:〜しました(-았/었어요)とは
韓国語で「〜しました」「〜かったです」と伝えたいときに欠かせないのが、丁寧な過去形の表現です。
ここでは、基本となるヘヨ体の過去形の作り方から、疑問文の形まで、基礎的なルールを一つずつ確認していきましょう。
陽母音と陰母音の過去形
韓国語の過去形を作る上で、一番の基本でありながら最も重要なのが語幹の最後の母音に注目することです。
韓国語には「母音調和」という美しいルールがあり、明るい響きを持つ「陽母音」と、それ以外の「陰母音」に分けて活用を変化させます。
ここを理解すると、過去形だけでなく他の多くの文法もスルスルと分かるようになりますよ。
公的な学術機関の解説でも、この語幹末音節の母音が陽母音か陰母音かによって接尾辞を使い分けることが、過去形を作る基本として紹介されています。(出典:東京外国語大学 言語モジュール『朝鮮語 文法 056:過去形』)
語幹の最後の母音が「ㅏ(ア)」または「ㅗ(オ)」のときは、「-았어요(アッソヨ)」をつけます。
パッチムがある場合はそのままくっつけるだけなので簡単ですね。
語幹「놀」+ 았어요 = 놀았어요 (ノラッソヨ / 遊びました)
語幹「좋」+ 았어요 = 좋았어요 (チョアッソヨ / 良かったです)
語幹「작」+ 았어요 = 작았어요 (チャガッソヨ / 小さかったです)
語幹「받」+ 았어요 = 받았어요 (パダッソヨ / 受け取りました)
語幹の最後の母音が「ㅏ, ㅗ」以外のすべて(ㅓ, ㅜ, ㅡ, ㅣ, ㅐ, ㅔなど)のときは、「-었어요(オッソヨ)」をつけます。
陽母音以外のものは全部こちらに分類されると覚えてしまえばOKです。
語幹「먹」+ 었어요 = 먹었어요 (モゴッソヨ / 食べました)
語幹「읽」+ 었어요 = 읽었어요 (イルゴッソヨ / 読みました)
語幹「길」+ 었어요 = 길었어요 (キロッソヨ / 長かったです)
語幹「입」+ 었어요 = 입었어요 (イボッソヨ / 着ました)
発音するときのコツですが、パッチムの後ろに母音が続くため、「リエゾン(連音化)」という現象が起きます。
例えば「먹었어요」は「モク・オッソヨ」ではなく、パッチムの「ㄱ」が後ろの「어」とくっついて「モゴッソヨ」と発音します。
最初は戸惑うかもですが、声に出して練習するうちに自然と身についていくかなと思います。
하다がつく動詞の過去形
「〜する」という意味を持つ「하다(ハダ)」は、韓国語の日常会話で信じられないくらいよく登場します。
名詞の後ろにくっつけるだけで動詞や形容詞を作れる、とても便利な魔法の言葉なんですよね。
そして、この「하다」がつく単語の過去形は、陽母音や陰母音のルールを考えなくていいので、初心者の方にとってもすごくありがたい存在かも。
「하다」がつく単語は、例外なくすべて「했어요(ヘッソヨ)」に変化します。(※厳密には「하 + 였어요」が縮約して「했어요」になったものですが、そのまま丸暗記で全く問題ありません!)
→ 했어요 (しました)
→ 공부했어요 (勉強しました)
→ 피곤했어요 (疲れました)
→ 운동했어요 (運動しました)
→ 요리했어요 (料理しました)
ここで一つ、韓国語を勉強していくとよく出会うちょっとした疑問についてお話ししますね。
「공부했어요(勉強しました)」と「공부를 했어요(勉強をしました)」の違いです。
実はどちらも正解なのですが、助詞の「를(〜を)」を入れて名詞と動詞を切り離すこともよくあります。
とくに会話では「공부 했어요?(勉強、した?)」のように、少し間を開けて言うことも多いです。
とにかく「하다」を見たら「했어요」!これだけ覚えておけば、会話の表現力が一気に広がること間違いなしです。
母音が縮約する過去形
ここからが、韓国語学習者が少しだけつまずきやすいポイントになります。
語幹の最後にパッチムがない場合、語幹の母音と過去形を作る「-았/었」の母音がぶつかり合い、発音しやすいように一つの文字に合体(縮約)してしまうんです。
韓国の人たちは早口で話すことが多いので、発音の効率化からこうした縮約ルールが生まれました。
どのような変化が起きるのか、頻出するパターンを分かりやすく表にまとめてみました。
最初は表を見ても「記号みたいで難しい!」と思うかもですが、実際に声に出してみると理屈が分かります。
例えば「오다(来る)」の語幹「오」に「았어요」をつけると「オアッソヨ」となりますよね。
これを早く言ってみてください。
「オアッソヨ、オアッソヨ、ワッソヨ…」と、自然に「왔어요」という発音になるのが分かるはずです。
同じように「마시다(飲む)」も、「マシオッソヨ」を早く言うと「マショッソヨ(마셨어요)」になります。
頭で文字の足し算をするだけでなく、口を動かして音のつながりとして覚えてしまうのが一番の近道ですね。
不規則活用の過去形ルール
さて、基本のルールと母音の縮約までマスターすれば完璧!…と言いたいところなのですが、言語にはどうしても例外が存在します。
基本のルールに当てはまらず、語幹の形そのものが変化してしまう「不規則活用(変則)」というものです。
少し厄介に感じるかもですが、日常会話で頻出する単語ばかりなので、ここで代表的なものをしっかり押さえておきましょう。
🚨 ㅂ変則(パッチム「ㅂ」が「우」に変わる)
語幹のパッチム「ㅂ」が脱落し、代わりに「우」が追加されてから「었어요」とくっつきます。(※一部例外あり)
例)춥다(寒い)→ 추 + 우 + 었어요 = 추웠어요 (チュウォッソヨ / 寒かったです)
例)맵다(辛い)→ 매 + 우 + 었어요 = 매웠어요 (メウォッソヨ / 辛かったです)
🔄 ㄷ変則(パッチム「ㄷ」が「ㄹ」に変わる)
語幹のパッチム「ㄷ」が「ㄹ」に変わってから「-았/었어요」が接続します。
例)듣다(聞く)→ 들 + 었어요 = 들었어요 (トゥロッソヨ / 聞きました)
例)걷다(歩く)→ 걸 + 었어요 = 걸었어요 (コロッソヨ / 歩きました)
➖ 으脱落(語幹の「ㅡ」が消える)
語幹の「ㅡ」が脱落し、その前の文字の母音を見て陽母音か陰母音かを判断します。
例)쓰다(書く/使う)→ 前に文字がないので陰母音扱い → ㅆ + 었어요 = 썼어요 (ソッソヨ / 書きました)
例)바쁘다(忙しい)→ 前の文字「바」が陽母音 → 바ㅃ + 았어요 = 바빴어요 (パッパッソヨ / 忙しかったです)
🏃 르変則(「르」が消え、前に「ㄹ」が追加)
「르」が脱落し、一つ前の文字のパッチムに「ㄹ」が追加され、さらに前の母音に合わせて「-았/었어요」がつきます。
例)모르다(知らない)→ 몰 + 았어요 = 몰랐어요 (モルラッソヨ / 知りませんでした)
例)빠르다(早い)→ 빨 + 았어요 = 빨랐어요 (パルラッソヨ / 早かったです)
文字だけで見るとパズルみたいで頭が痛くなりそうですね。
でも大丈夫です。
ドラマで「아~ 추웠어!(あ〜寒かった!)」と言っているのを聞いたことがありませんか?
理屈から入るよりも、まずはよく使う単語の過去形を一つのフレーズとして耳から覚えてしまうのがおすすめの学習法です。
疑問文の過去形の作り方
「〜しましたか?」「〜でしたか?」と相手に過去の出来事を尋ねる疑問文の作り方ですが、これは皆さんが拍子抜けしてしまうほど簡単です。
何か新しい文字を付け足したり、形を変えたりする必要は全くありません。
ヘヨ体の過去形を疑問文にする場合、形は一切変えずに、文末に「?」をつけ、発音のイントネーション(語尾)をキュッと上げるだけです。
(昨日何をしましたか?)
(ご飯を食べましたか?)
(週末はよく休みましたか?)
(韓国ドラマを見ましたか?)
日本語だと「〜しました」と「〜しましたか」で「か」という文字が増えますが、韓国語のヘヨ体では文字の増減がありません。
そのため、書くときには必ず「?(クエスチョンマーク)」を付け忘れないように注意してくださいね。
もし「?」を忘れてしまうと、ただの「ご飯を食べました」という報告の文章になってしまいます。
また、会話では主語(私は、あなたは)を省略するのがとても自然です。
「당신은 밥을 먹었어요?(あなたはご飯を食べましたか?)」のように毎回主語を入れると、かえって不自然で少し冷たい印象を与えてしまうかも。
状況で誰に向けた言葉か分かる場合は、いきなり動詞から始めて全く問題ありませんよ。
韓国語の過去の表現:〜しました(-았/었어요)の形
ここからは、もう少しステップアップして、場面や状況に応じた表現のバリエーションを見ていきましょう。
よりフォーマルな場面で使う形や、否定文の作り方、名詞を過去形にする方法など、知っておくと会話の幅と表現力がグッと広がりますよ。
フォーマルなハムニダ体
ここまでメインで解説してきた「ヘヨ体(〜했어요など)」は、日常会話で一番よく使われる丁寧語ですが、ビジネスシーンやニュース、初対面でとてもかしこまった場面などでは、さらにフォーマルな「ハムニダ体(하십시오体)」という表現を使います。
作り方はそれほど難しくありません。
先ほど解説した「-았/었」の母音部分まではヘヨ体と全く同じルールで作り、その後ろに「습니다」をつけるだけです。
☀️ 陽母音の場合
語幹 + -았습니다(アッスムニダ)
例)가다(行く)→ 가 + 았습니다 = 갔습니다(行きました)
例)보다(見る)→ 보 + 았습니다 = 봤습니다(見ました)
🌙 陰母音の場合
語幹 + -었습니다(オッスムニダ)
例)먹다(食べる)→ 먹 + 었습니다 = 먹었습니다(食べました)
例)읽다(読む)→ 읽 + 었습니다 = 읽었습니다(読みました)
✨ 하다動詞の場合
語幹 + -했습니다(ヘッスムニダ)
例)하다(する)→ 했습니다(しました)
例)연락하다(連絡する)→ 연락했습니다(連絡しました)
そして、ハムニダ体の過去形を疑問文(〜しましたか?)にしたい場合は、語尾の「다」を「까」に変えて、「-습니까?(スムニッカ?)」にするだけでOKです。
例)점심은 먹었습니까?(お昼ご飯は食べましたか?)
例)숙제는 다 했습니까?(宿題はすべてしましたか?)
少し硬い響きになりますが、韓国の会社で働きたい方や、目上の方にきちんとした印象を与えたい場合には必須の表現ですね。
否定文の過去形の作り方
「〜しませんでした」「〜なかったです」と、過去の出来事や状態を否定する表現です。
これには主に2つのパターンがあり、ニュアンスや使われる場面が少し異なります。
① 안 + 過去形(短文向け・会話でよく使う)
過去形の動詞や形容詞のすぐ前に「안(アン)」をつけるだけの、とてもシンプルで簡単な方法です。
口語的で、日常会話で最も頻繁に使われます。
・안 갔어요(アン ガッソヨ / 行きませんでした)
・안 먹었어요(アン モゴッソヨ / 食べませんでした)
・안 예뻤어요(アン イェッポッソヨ / 綺麗じゃなかったです)
※注意点:공부하다(勉強する)などの「名詞+하다」の動詞に「안」をつける場合は、名詞と하다の間に割り込んで「공부 안 했어요(勉強しませんでした)」とするのが自然です。
「안 공부했어요」とは言わないので気をつけてくださいね。
② 語幹 + 지 않았어요(少し丁寧・文章向け)
動詞や形容詞の語幹の後ろに「지 않았어요(ジ アナッソヨ)」をくっつける方法です。
「안」を使うよりも少しだけ丁寧で、硬い響きになります。
書き言葉や、少しきちんとした場面で好まれます。
・가지 않았어요(カジ アナッソヨ / 行きませんでした)
・먹지 않았어요(モクチ アナッソヨ / 食べませんでした)
・예쁘지 않았어요(イェップジ アナッソヨ / 綺麗じゃなかったです)
まずは簡単な「안」から会話でどんどん使ってみて、慣れてきたら文章を書く日記などで「지 않았어요」を取り入れてみるのがおすすめの学習ステップかなと思います。
名詞の過去形の作り方
過去形にするのは、動詞や形容詞だけではありませんよね。
「私は学生でした」「昨日は休みでした」のように、「名詞」を過去形にしたい場面も日常会話にはたくさんあります。
この時は、名詞の最後の文字にパッチムがあるかないかで、くっつける言葉の形が変わります。
📚 パッチムあり + 이었어요(イオッソヨ)
名詞の最後にパッチムがある場合は「이었어요」をつけます。
発音時はリエゾン(連音化)が起きます。
例)학생(学生)+ 이었어요 = 학생이었어요(ハクセンイオッソヨ → ハクセギオッソヨ / 学生でした)
例)회사원(会社員)+ 이었어요 = 회사원이었어요(フェサウォニオッソヨ / 会社員でした)
🩺 パッチムなし + 였어요(ヨッソヨ)
名詞の最後にパッチムがない場合は、そのまま「였어요」をくっつけます。
例)의사(医者)+ 였어요 = 의사였어요(ウィサヨッソヨ / 医者でした)
例)어제(昨日)+ 였어요 = 어제였어요(オジェヨッソヨ / 昨日でした)
名詞の過去形も、動詞と同じように文末のイントネーションを上げれば「学生でしたか?(학생이었어요?)」という疑問文になります。
パッチムの有無を見分ける練習にもなるので、自分の職業や身近な名詞を使って色々と過去形の文章を作ってみてくださいね。
タメ口パンマルの過去形
韓国ドラマを見ていると、仲の良い友達同士や恋人同士がとてもフランクな言葉遣いで話しているのを見かけますよね。
あのようなタメ口の表現を、韓国語では「パンマル(半語)」と呼びます。
パンマルの過去形の作り方は、実はここまで読んでくださった皆さんならすでにマスターしているも同然なんです。
なぜなら、丁寧なヘヨ体の過去形から、最後の「요(ヨ)」を取るだけだからです。
→ 「요」を取る → 갔어 (ガッソ / 行ったよ・行った?)
→ 「요」を取る → 먹었어 (モゴッソ / 食べたよ・食べた?)
→ 「요」を取る → 했어 (ヘッソ / したよ・した?)
疑問文にする場合も、文末に「?」をつけて語尾を上げるだけ。
「어제 뭐 했어?(昨日何した?)」と聞かれたら、「나? 어제 넷플릭스 봤어.(私?昨日はネットフリックス見たよ。)」と、同じように「요」を取った形で答えることができます。
ただし、パンマルは本当に親しい仲や、確実に自分が年上であると分かっている相手にしか使えません。
韓国は年齢や上下関係にとても厳しい文化があるので、少しでも相手との距離感に迷ったときは、安全に「〜했어요」などのヘヨ体を使うようにしてくださいね。
仲良くなるまでは丁寧語が無難です。
韓国語の過去の表現:〜しました(-았/었어요)
最後までじっくり読んでいただき、本当にありがとうございます。
今回は、韓国語の過去の表現:〜しました(-았/었어요)というテーマで、陽母音・陰母音の基本ルールから、母音の縮約、ちょっと厄介な不規則活用、そしてフォーマルな表現やパンマルまで、かなり網羅的に解説してきました。
一度にたくさんのルールが出てきたので、少し頭がいっぱいになってしまったかもしれませんね。
まずは語幹の最後の母音に注目する癖をつけましょう。
これさえ覚えれば、日常会話の表現力は一気にアップします。
理屈だけでなく、実際のフレーズとして音で記憶するのが上達の近道です。
でも、安心してください。
語学学習はスポーツと同じで、頭で理解した後は何度も声に出して練習することが何より大切です。
陽母音と陰母音の見分け方や、不規則な変化など、最初は覚えることが多くて大変に感じるかもしれませんが、韓国のドラマを見たり、K-POPの歌詞を見たりする中で、「あ、今の『갔어요』は過去形だ!」「『했어요』だから하다動詞だ!」と気づく瞬間が必ず増えてきます。
その小さな喜びの積み重ねが、上達への一番の近道かなと思います。
焦らず少しずつ、楽しみながらご自身のペースで身につけていけたらいいですね。
なお、今回ご紹介した文法ルールや活用方法は、一般的な韓国語学習における目安となるものです。
実際のネイティブの会話では、文脈や若者言葉によってニュアンスが変化したり、例外的な使い方がされる場合もあります。
正確な学術情報については韓国語の学習公式サイトや辞書などを適宜ご確認ください。
また、試験対策や本格的な留学準備などを進める上での最終的な判断は、語学学校の先生など専門家にご相談されることをおすすめします。
この記事が、あなたの韓国語学習の壁を乗り越えるための一つのヒントになれば嬉しいです。
これからもハングルライフでは、韓国語の勉強がもっと楽しくなるような役立つ情報をお届けしていきますね!
一緒に頑張りましょう!

