こんにちは。ハングルライフ運営者の「ホシ」です。

韓国語の中級文法を勉強していると、使役のルールが複雑で頭を悩ませてしまうことも多いですよね。

特に、接尾辞の種類がたくさんあって覚えられないという声や、韓国語の使役と受け身の違いが分からず、見分け方に苦労しているという相談をよく受けます。

また、韓国語の使役とゲハダ(-게 하다)の違いがすっきりと理解できず、使い分けに迷う方もいるかもしれません。

そこで今回は、韓国語の使役の覚え方やルールを分かりやすく整理しました。

さらに、単語ごとの変化がひと目で分かる、韓国語の使役一覧表も用意しています。

この記事が、韓国語の使役①:接尾辞(-이/히/리/기/우/구/추)による使役態をマスターするための手助けになれば嬉しいです。

この記事で分かる事

  • 接尾辞を使った短い使役の基本的な仕組み
  • 形が似ている受け身と使役を正確に見分けるコツ
  • 直接的な使役と間接的なゲハダ(-게 하다)のニュアンスの違い
  • 7つの接尾辞が結びつく代表的な単語の分類と一覧

韓国語の使役①:接尾辞(-이/히/리/기/우/구/추)による使役態とは

韓国語の使役①:接尾辞(-이/히/리/기/우/구/추)による使役態とは

ここでは、動詞や形容詞の形を変化させて「〜させる」という意味を作る、接尾辞による使役の基本的な考え方について詳しく解説します。

多くの学習者がつまずきやすい、受け身との見分け方や、もう一つの使役表現である「-게 하다」との違いもしっかり整理していきましょう。

接尾辞をつける短い使役の基本概念

接尾辞をつける短い使役の基本概念

韓国語の使役(〜させる)には、大きく分けて2つの種類が存在しているのをご存知でしょうか。

1つは動詞や形容詞の語幹に直接パーツをくっつける「接尾辞による短い使役」で、もう1つは文末に「-게 하다」をつける「長い使役」です。

今回私たちがフォーカスするのは、前者の「短い使役」と呼ばれる表現方法になります。

この短い使役は、動詞や形容詞の語幹に特定の接尾辞である「-이/히/리/기/우/구/추」のいずれかを付けて、全く新しい使役動詞を作り出すという方法です。

日本語で例えるなら、「食べる」という動詞が「食べさせる」という別の形の動詞に変化するのと同じような感覚で捉えていただくと分かりやすいかもしれません。

韓国語学習を進める上で、この接尾辞の存在は非常に重要になってきます。

接尾辞による使役の最大の特徴

すべての動詞や形容詞に、自分の好きな接尾辞を自由にくっつけられるわけではありません。

単語ごとに「どの接尾辞が結びつくか(あるいは結びつかないか)」があらかじめ厳密に決まっているため、文法の規則として処理するよりも、新しい単語として1つずつ暗記していく必要があります。

実際に、これらの使役動詞は(出典:国立国語院『標準国語大辞典』)などにおいても、元の動詞とは別の独立した見出し語として掲載されているんです。

つまり、韓国のネイティブスピーカーにとっても「먹이다(食べさせる)」は「먹다(食べる)」の単なる変形ではなく、独立した1つの立派な単語として認識されているということですね。

また、使役の接尾辞は動詞だけでなく、一部の形容詞にも付くことがあるという点も面白いポイントです。

例えば「높다(高い)」という形容詞に接尾辞の「-이-」が付くと、「높이다(高くする)」という他動詞に生まれ変わります。

形容詞が使役形になると、「〜くする」という状態の変化を意図的に引き起こす意味になるので、これも合わせて覚えておくと表現の幅がグッと広がりますよ。

7種類もの接尾辞が並んでいるのを見ると、最初は「こんなの全部覚えられない!」と圧倒されてしまうかもしれません。

しかし、日常会話で頻繁に使われる単語は、実はある程度限られているんです。

焦らずに、よく使うものから少しずつマスターしていくのが、結果的に一番の近道になるはずです。

目的語の有無による受け身との見分け方

韓国語の使役を学ぶ上で、避けて通れない最大の難関が待ち受けています。

それは、使役(〜させる)と受け身(〜される)の形が全く同じになる場合があるという、学習者泣かせの事実です。

実は、7つある接尾辞のうち「-이/히/리/기-」の4つは、受け身を作る接尾辞と全く同じ形をしているんです。

例えば「보이다」という単語は、文脈によっては使役の「見せる」という意味にもなれば、受け身の「見える」という意味にもなります。

では、単語だけを見ても区別がつかない場合、私たちはどうやってその意味を見分ければ良いのでしょうか。

その答えは、前後の文脈と「一緒に使われている助詞」に隠されています。

使役態の場合(〜させる)

使役は「他人に何かをさせる」という動作を表すため、何をさせるのかという対象、つまり目的語「〜を(을/를)」を伴うのが基本ルールです。

受け身態の場合(〜される)

受け身は自分が「される・〜になる」という状態を表すため、動作の対象となるものが主語「〜が(이/가)」になることがほとんどです。

具体的な例文を見比べてみると、その違いが一目瞭然になります。

使役の例文:아이에게 밥을 먹이다。(子供にご飯を食べさせる。)

このように、「밥을(ご飯を)」という目的語が明確に存在しているため、この「먹이다」は使役だとすぐに判断できますね。

一方で受け身の例文:창문으로 산이 보이다。(窓から山が見える。)

この場合、「산이(山が)」という主語になっているため、目的語の「을/를」は存在しません。

したがって、この「보이다」は受け身であると論理的に見分けることができるわけです。

ただし、実際のネイティブの日常会話では「을/를」や「이/가」などの助詞が省略されてしまうことも多々あります。

その場合は、「誰が誰に対してその動作を行っているのか」「主語は人なのか物なのか」という全体の文脈から判断するしかありません。

最初はパズルを解くようで難しく感じるかもしれませんが、たくさんの例文に触れて情景を想像していくうちに、自然と感覚で掴めるようになってくるので安心してくださいね。

間接的なゲハダ(-게 하다)との違い

間接的なゲハダ(-게 하다)との違い

接尾辞を使う短い使役と、「-게 하다」を使う長い使役。

この2つはどちらも日本語に訳すと「〜させる」になるため、学習者を非常によく悩ませるポイントです。

しかし、韓国語ではこの2つの表現はニュアンスが明確に異なるため、状況に応じて正しく使い分ける必要があります。

一言で言えば、主語がどれくらいその動作に介入しているかの「直接度合い」が違うんです。

接尾辞の使役(直接的な使役)

主語が対象に対して直接的に働きかける、物理的な介入がある場合によく使われます。手や体を動かして直接やってあげるような情景です。

-게 하다(間接的な使役)

言葉で指示したり、許可を与えたりして、対象自身に行動を起こさせる場合に使われます。口頭での指示や、環境を整えることによる結果を表します。

例えば、「お母さんが子供に服を着せる」というシチュエーションで考えてみましょう。

接尾辞を使った例文:엄마가 아이에게 옷을 입혔다。

この例文の場合、お母さんが実際に手を出して、まだ一人で着替えられない幼児の腕を服に通してあげているような、直接的なお世話をしている情景が思い浮かびます。

一方で「-게 하다」を使った例文:엄마가 아이에게 옷을 입게 했다。

この例文では、お母さんは直接手伝うのではなく、「ほら、早く自分で服を着なさい」と口頭で指示を出して、小学生くらいの子供自身に服を着る動作を行わせているニュアンスになります。

ご飯を食べさせる場合も同じです。

スプーンを口まで運んであげるなら「먹이다」ですし、自分でお箸を持って食べなさいと促すなら「먹게 하다」になります。

このように、韓国語は日本語以上に「誰が実際にその動作をしたのか」を厳密に区別する言語なんです。

ただし、すべての動詞に接尾辞が用意されているわけではありません。

接尾辞を持たない動詞(例えば 하다 で終わる動詞など)を使役にする場合は、直接・間接のニュアンスに関わらず「-게 하다」を使うしか方法がないということも、合わせて覚えておいてくださいね。

単語ごとに決まる接尾辞の覚え方とルール

単語ごとに決まる接尾辞の覚え方とルール

ここまで読んでくださった方の中には、「よし、じゃあどの単語にどの接尾辞がつくのか、完璧な法則を知りたい!」と思った方もいるかもしれません。

しかし、結論からお伝えすると、すべての単語に100%完璧に当てはまる法則というものは存在しません。

「どの単語にどの接尾辞がつくのか」には、語幹の最後の文字(パッチムの種類や母音)によって、ある程度のゆるい傾向は存在しています。

例えば、パッチムがない単語には「-이-」や「-우-」がつきやすい、パッチムが「ㄱ」なら「-히-」がつきやすい、といった具合ですね。

しかし、それらの傾向から外れる例外的な単語があまりにも多いため、ルールだけを丸暗記して乗り切ろうとするのは、かえって遠回りになってしまう可能性が高いのです。

一番確実で早い暗記のコツ

法則に縛られすぎず、使役形を一つの新しい単語として、例文とセットで丸ごと暗記してしまうことをおすすめします。

「먹다(食べる)」の使役は「먹이다(食べさせる)」というように、セットで口に出して耳から覚えていくのが最強の学習法です。

また、接尾辞がつくことで発音が大きく変化する単語もたくさんあります。

例えば「읽다(読む)」の使役形である「읽히다」は、パッチムの「ㄱ」と接尾辞の「ㅎ」が合わさって激音化という現象が起こり、実際の発音は「일키다(イルキダ)」になります。

こういった発音の変化ルールも、単語単体の文字面だけで覚えるよりは、実際に声に出して音としてインプットしてしまうのが圧倒的に効率的ですよね。

自分でオリジナルの例文を作ってみて、それを何度も音読するのも、記憶を深く定着させる素晴らしいトレーニングになります。

次の大きな見出しからは、代表的な単語を接尾辞ごとに分類した一覧表をご紹介していきます。

まずは自分が日常生活でよく使いそうな単語をいくつかピックアップして、徹底的に音読練習してみることから始めてみてくださいね。

韓国語の使役①:接尾辞(-이/히/리/기/우/구/추)による使役態一覧

ここからは、多くの学習者が探し求めている、需要の高い一覧表のデータをお届けします。

代表的な単語を7つの接尾辞のグループごとに整理しましたので、辞書代わりに活用しながら、語彙力をどんどん増やしていきましょう。

母音や一部のパッチムに付く「-이-」

母音や一部のパッチムに付く「-이-」

接尾辞の「-이-」は、主に語幹が母音で終わる単語(つまりパッチムがない単語)や、「ㄱ, ㅂ, ㅍ」などのパッチムで終わる単語によく結びつきます。

日常会話で非常に頻繁に使われる基本的な単語が多いため、まずはこのグループから優先して覚えることをおすすめします。

基本形 (意味) 使役形 使役の意味
보다 (見る) 보이다 見せる
먹다 (食べる) 먹이다 食べさせる
죽다 (死ぬ) 죽이다 殺す(死なせる)
높다 (高い) 높이다 高くする
줄다 (減る) 줄이다 減らす

「보다(見る)」の使役形である「보이다(見せる)」は、買い物をしている時や友達と話している時など、本当によく使います。

例えば、友達に写真を見せる時に「사진 좀 보여줄게(写真ちょっと見せてあげるよ)」と言ったりしますよね。

「먹다(食べる)」から派生した「먹이다(食べさせる)」も、子育て中の方やペットを飼っている方にとっては、毎日必ず口にする必須の単語です。

また、「죽다(死ぬ)」の使役形「죽이다」は文字通り「殺す」という意味になりますが、韓国のドラマや映画を見ていると、全く違う比喩的な表現として登場することがあります。

例えば、景色や雰囲気が最高に素晴らしい時に「분위기 죽이네!(雰囲気最高だね!)」といったスラング的な使われ方をするんです。

日本語でも「ヤバい」という言葉が良い意味でも悪い意味でも使われるように、こうした言葉の持つエネルギーの強さが転じて、最高の褒め言葉として使われるのは非常に興味深いですよね。

「높다(高い)」や「줄다(減る)」のような形容詞や自動詞も、接尾辞が付くことで「高くする」「減らす」という他動詞に変わる良い例です。

「볼륨을 높이다(ボリュームを高くする・上げる)」や「비용을 줄이다(費用を減らす)」など、ビジネスシーンでも使える表現なのでぜひ覚えておきましょう。

ㄱやㄷなどのパッチムに付く「-히-」

ㄱやㄷなどのパッチムに付く「-히-」

接尾辞の「-히-」は、主にパッチム「ㄱ, ㄷ, ㅂ, ㅈ, ㅇ」などで終わる単語に付く傾向があります。

このグループを学習する上で絶対に気をつけなければならないのが、発音の変化である激音化です。

基本形 (意味) 使役形 使役の意味
읽다 (読む) 읽히다 読ませる
앉다 (座る) 앉히다 座らせる
넓다 (広い) 넓히다 広くする
입다 (着る) 입히다 着せる
눕다 (横たわる) 눕히다 寝かせる

パッチムの後に接尾辞の「ㅎ」が来るため、音がぶつかり合って激音化が起こり、実際の発音は文字通りにはなりません。

例えば、「읽히다(読ませる)」は「일키다(イルキダ)」と発音します。

「앉다(座る)」の使役形「앉히다(座らせる)」も、「안치다(アンチダ)」という発音に変化するんですね。

「넓다(広い)」が「넓히다(널피다:ノルピダ/広くする)」になるのも、形容詞が他動詞化するパターンとして非常によく出てきます。

道を広くする、選択肢を広くするといった表現で大活躍します。

「입다(着る)」から変化した「입히다(이피다:イピダ/着せる)」は、先ほどの「게 하다」との違いの解説でも登場した重要な単語です。

同じように「눕다(横たわる)」が「눕히다(누피다:ヌピダ/寝かせる)」になるのも、赤ちゃんをベッドに寝かせる時などに使います。

このように、「-히-」がつく単語は文字を見ただけでは正しい発音がパッと出てこないことが多いので、頭の中で文字を変換するのではなく、必ず音声とセットで、何度も繰り返し声に出して練習するようにしてください。

発音のルールを体で覚えてしまうことが、このグループを攻略する最大の鍵になりますよ。

ㄹパッチムや르で終わる単語に付く「-리-」

ㄹパッチムや르で終わる単語に付く「-리-」

接尾辞の「-리-」は、語幹が「ㄹ」パッチム、または「르」で終わる単語に結びつくのが大きな特徴です。

見た目にも法則性が分かりやすく、発音も滑らかなものが多いので、比較的スムーズに覚えられるグループかなと思います。

基本形 (意味) 使役形 使役の意味
알다 (知る) 알리다 知らせる
살다 (生きる) 살리다 生かす
울다 (泣く) 울리다 泣かせる
돌다 (回る) 돌리다 回す
얼다 (凍る) 얼리다 凍らせる

「알다(知る)」の使役形「알리다(知らせる)」は、ニュースの報道やビジネスシーンでの報告などでもよく耳にする、非常に格式のある場面でも使える重要な単語です。

「살다(生きる)」の使役形「살리다(生かす)」も、物理的に命を救うという意味はもちろんですが、日常会話ではもっと幅広い意味で使われます。

例えば、「素材の味を生かす」とか、「洋服のデザインを生かしてコーディネートする」といった、抽象的な長所を引き出す時にも「살리다」が使われるんです。

「울다(泣く)」の使役形「울리다(泣かせる)」は、感動的な映画を見た時や、誰かを悲しませてしまった時などに使えそうですね。

「돌다(回る)」の使役形「돌리다(回す)」は、物理的に機械を回すという意味の他に、「手紙を回す(配る)」といった意味でも使われます。

また、「얼다(凍る)」が「얼리다(凍らせる)」になるのも、料理のレシピや冷凍食品のパッケージなどでよく見かける表現ですね。

「ㄹ」パッチムを持つ単語は発音が滑らかで美しく響くので、リエゾン(連音化)に気をつけながら、ネイティブのように綺麗に発音できるように意識して練習してみてください。

ㄴやㅁなどのパッチムに付く「-기-」

接尾辞の「-기-」は、主にパッチム「ㄴ, ㅁ, ㅅ, ㅊ」などで終わる単語に付きます。

このグループにも、日常的によく使われるユニークな単語がたくさん含まれていますので、しっかりと確認しておきましょう。

基本形 (意味) 使役形 使役の意味
웃다 (笑う) 웃기다 笑わせる
신다 (履く) 신기다 履かせる
벗다 (脱ぐ) 벗기다 脱がせる
감다 (洗う、目を閉じる) 감기다 洗わせる、閉じさせる
맡다 (引き受ける) 맡기다 任せる、預ける

このグループで絶対に覚えておきたいのが、「웃다(笑う)」の使役形である「웃기다(笑わせる)」です。

本来は「誰かを笑わせる」という他動詞なのですが、韓国の若者の日常会話では「ウケる」「面白い」という意味の形容詞のような感覚で非常によく使われます。

友達の面白い話を聞いた時に「진짜 웃기다!(マジでウケる!)」と相槌を打つのは定番中の定番ですね。

バラエティ番組などでも頻繁にテロップで出てくるので、見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

「신다(履く)」の使役形「신기다(履かせる)」や、「벗다(脱ぐ)」の使役形「벗기다(脱がせる)」は、服を着せる「입히다」と同じように、子供のお着替えを手伝う時などに活躍する単語です。

また、「맡다(引き受ける)」が「맡기다(任せる、預ける)」になるのも重要です。

ホテルでチェックイン前に荷物を預ける時や、クリーニング屋さんに服を預ける時など、旅行や日常生活での必須表現なので必ず覚えておきましょう。

使役態のみで使われる「-우/구/추-」

使役態のみで使われる「-우/구/추-」

ここで皆さんに朗報があります!

前半で解説した「-이/히/리/기-」の4つは、受け身を作る接尾辞と形が同じため、文脈での見分けが必要だとお話ししましたよね。

しかし、残りの「-우/구/추-」の3つの接尾辞は、使役態にのみ使われる専用の接尾辞なんです。

つまり、この接尾辞がついている単語を見たら、無条件で「これは使役だ!」と判断して良いということです。

これを知っておくだけで、長文を読解する時の心理的な負担がグッと減りますよね。

基本形 (意味) 使役形 使役の意味 接尾辞
자다 (寝る) 재우다 寝かせる 자+이+우
타다 (乗る) 태우다 乗せる 타+이+우
깨다 (覚める) 깨우다 起こす -우-
맞다 (合う) 맞추다 合わせる -추-
늦다 (遅れる) 늦추다 遅らせる -추-

「-우-」は母音で終わる単語に付くことが多いですが、少し特殊な変化をするものがあります。

「자다(寝る)」が「재우다(寝かせる)」になるのは、元の「자」に「이」と「우」がくっついて、자+이が「재」に縮約され、そこに「우」が残って「재우다」になるという複雑な仕組みを経ているんです。

「타다(乗る)」が「태우다(乗せる)」になるのも全く同じ理屈で、타+이+우という組み合わせから出来上がっています。

「-구-」や「-추-」がつく単語は数が限られており、特定の例外的な単語のみに付きます。

特に「맞추다(合わせる)」は、「퍼즐을 맞추다(パズルを合わせる)」「시간을 맞추다(時間を合わせる)」など、日常的に非常に幅広く使われる重要な表現なので、しっかりとマスターしておきましょう。

これらは理屈をこねるよりも、そのままの形で単語帳に登録して覚えてしまうのが一番手っ取り早いです。

復習:韓国語の使役①:接尾辞(-이/히/리/기/우/구/추)による使役態

復習:韓国語の使役①:接尾辞(-이/히/리/기/우/구/추)による使役態

いかがでしたでしょうか。

今回は、韓国語の使役表現の中でも、初中級の学習者が最も苦戦しやすい「接尾辞をつける短い使役」について、どこよりも詳しく解説してきました。

元の単語の形が不規則に変化してしまうため、最初は「こんなの全部覚えられないよ!」と戸惑ってしまうのも無理はありません。

ですが、今回お伝えしたように、「〜を(을/를)」という助詞に注目して受け身と論理的に見分けたり、直接的な介入があるかどうかというニュアンスで「-게 하다」と区別したりと、着眼点のポイントを押さえることが重要です。

理屈をしっかりと理解した上で、あとは一覧表で紹介した代表的な単語を、例文と一緒に繰り返し口に出して練習すれば、必ず自然と使いこなせるようになります。

一度に全部を覚えようとせず、まずは自分が日常生活で一番使いそうな身近な単語から、一つずつ自分のモノにしていってくださいね。

使役表現をマスターできれば、韓国語での表現力が飛躍的にアップし、ネイティブとの会話がもっともっと楽しくなるはずです。

これからも焦らず、自分のペースで韓国語学習を楽しんでいきましょう。

語学学習に関するご注意とお願い

本記事で紹介した文法解釈や例外的なルール、単語の一覧表は、あくまで一般的な学習の目安として分かりやすく整理した情報です。

韓国語の厳密なニュアンスの違いや、TOPIK(韓国語能力試験)などの各種検定試験における公式の評価基準などについては、必ず公式のテキストや専門の機関が発表している公式サイトをご確認ください。

また、語学学習における細かな疑問点や、ご自身の学習状況に合わせた最終的な判断は、独学だけで完結させず、専門家(語学教室のプロの教師やネイティブスピーカーなど)にご相談いただくことを強く推奨いたします。